2014年4月10日木曜日

#12 職人とは

職人とは、  “触認”  でなくてはだめだと思います。
私の今までの 体験から感じたこと・・・
あるとき、仕事のし過ぎで 腰が痛くていたくて・・・ 知人に紹介された
スポーツ整体(有名なスポーツ選手も通っているという)
行きはじめ 10数回通ってから 少し間をおいて通院したときのこと
施療後 先生から 「あんたの腰は シツコイ から もっと頻繁にこないと治らないぞ・・・?」
と カルテ片手にそう告げられました。
しかし その時、いくら6.7人の従業員(整体師)をかかえている先生でも
その言葉を私は 即信用できませんでした。
というのは今まで、10数回通ったのに その先生は まだ一度も私の体に
触れていなかったのです。  さわりもしないで・・・
「紙っぺら1枚をみながら 何がわかるのか・・・?」 と
そうそう この間 運転中のラジオの中で 
私と同じような思いでいる人がいました。
その方も それ相当の年輩のおばあちゃん。
数年前から 高齢から防ぎきれない持病を抱え、評判をたよりに 先生にみてもらった時のこと
検査検査で 病院中 次は3階の・・・とか・・・
待ちくたびれたころ やっと 自分の番が まわってきて
先生にいろいろ不安なところとか
伺おうと思っていた、 ところが 先生は忙しそうに
カチャカチャカチャカチャ ~ と   データを打ちながら
私の方を ちっとも 見てくれない 診てもくれない 触ってもくれない・・・
その時の   “川柳”
「ねぇ先生!! パソコンの中  私はいません」
病気は 気の病と言い、信頼できる先生に世間話のひとつでも
交えながら、極めて少ないひとときでも
“手当”して頂いたとき 50%は 回復の
方向へ行くのだと聞いたことがある。
それくらい 人の手とは、 素晴らしいもので
何事もそうだろう・・・?ではなく 
職人は “触認”でなくてはいけないと 痛切に 思います。

杉山 睦雄