2016年6月25日土曜日

「既製品」 「規制品」




私は若い頃から大工仕事は大好きだった!!









でも、もう1つファッションの世界にも相当興味がありました。



高校の入学式の前日の事



ピッカピカの学生服(既製品)をおふくろに買ってもらい、その晩



家で試着してみたところ、



ズボンの丈はどうにかどうにかだったのに



全体的にダブダブで



イマイチスマートな感じがしない。。。。!!



どうしても気に入らなくて 即刻バラバラにしてしまった。



ウエスト、太モモ廻りと裾も自分にとって



理想的な形に仕立て直しアイロン掛けもして出来上がり。

(その頃スリムなマンボズボンというのが流行していた。)
(その時のミシンは焼津に嫁に行った姉が実家に置いていったモノで
足踏み式の蛇の目ミシン)


時計を見たらすでに夜中の


12時を廻っていた。



そして入学式の日、いくつかの運動部の勧誘を受け


もう1つ大好きだった水泳部に入ることにしました。


入部して2~3日くらいの放課後ひと泳ぎした後


バイク(競泳用のパンツの事)を脱いで



ズボンにはき替え帰ろうとした。すると


「お前のズボンカッコエーなぁ!!」っと今で言うちょい悪親父的な



先輩が羨ましそうな顔で。。。??



「そのズボンどうしたんだ??」と質問され


「斯く斯くしかじかで。。。」っと答えたら


「それなら俺のも詰めてくれ・・・!!」ということになり


結構口コミで何人ものズボンを縫って


帰宅すると勉強どころじゃなくて、せっせと足踏みミシンに向かって夜ナベの


日々でした。


だもんで



若い頃から規制品を買ってきた時には



ほとんどそのままでは満足したことはありません。


「既製品」と聞くと



「規制品」と聴こえてしまい


なぜか窮屈な感じがしてしまうんですよ。



ちなみに以前家内が子供達の為夏物の上下ペアの短パンとベストを



縫っているところ  見ていられなくて



「モーどいてみて~!!」っと



結局完成まで私が作った事もありました。